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ユダヤ式勉強法

僕は高校も大学も落ちました。勉強が全然できなかった。19歳で子どもができて、世界で一番成功しているユダヤ人の学習の原理原則を丸ごと真似したら、ビジネスがうまくいっただけでなく、以前より明らかに考えられるようになりました。やり方を全部書きます。

この記事で分かること
  • 目指すのは「知っている」でも「理解している」でもなく「習得している」
  • 3ステップ:メモを取りながら聞く → 整理してまとめる → 48時間以内に誰かに教える
  • 本質=絶対的な共通点。3つ以上の情報源から学び、1冊を人に解説できるまで読む

執筆:神光(ユダヤ思考ラボ 主宰)/更新:2026-09-23/宗教の勧誘ではありません

先に「習得」を目指す。学習には3段階ある

ユダヤでは、学習は3段階に分かれると言われています。英語で例えると、①知っている=授業を聞いて「be動詞ってそうなんだ」と思った状態。②理解している=内容を理解してテストで点が取れる状態。③習得している=それを使ってネイティブと会話ができる状態。

目指すべきは、もちろん習得です。中学・高校・大学で何年も英語を勉強して一切喋れないなら、何の時間だったのか。習得を目指さない勉強は、はっきり言って意味がない。だから勉強するときは「自分はこれを習得するんだ」と決めてください。

その前提が目的思考です。目的が明確になればなるほど、途中過程が明確になる。明日のテストが数学なら今日勉強するのは数学、テストが何か分からなければ何を勉強すればいいか分からない。ユダヤ人は学ぶときも、必ず自分の目標を設定します。

ステップ1:メモを取りながら聞く(暗記ではなく、理解のため)

本でもセミナーでも、必ずメモを取りながら聞きます。理由は一つ、頭を使って理解するためです。「暗記するのではなく本質を理解しなければいけない」と教わりました。エビングハウスの忘却曲線の通り、新しく覚えたことは48時間で70%以上忘れます。人間は暗記が不得意なので、勉強中にやるべきは暗記ではなく「あ、そういうことか。納得した」という理解です。

ただし、相手が言ったことをそのまま書くのはダメです。黒板を丸写ししていた人がいましたが、写真を撮れば終わりです。メモするのは、そのとき自分が必要だと思ったキーワード、感じたこと、気づいたこと。この癖がつくと頭を使いながら聞くようになり、読んだ後・受講した後の理解度が格段に上がります。読むスピードは遅くていい。

ステップ2:終わったら整理してまとめる(復習は暗記ではなく、新たな発見のため)

メモを取って理解したら、そのメモをもとに自分で内容をまとめる時間を取ります。有料セミナーに行くとみんな必死にメモを取りますが、日常やビジネスに反映できない人は、この2つ目のステップに時間を取っていないだけです。

理由は2つ。1つは、人間は理解しても忘れる生き物だから。もう1つが最も重要で、理解を深めるためです。ユダヤの格言に「復習とは暗記するためではなく、新たな発見をするためにある」があります。僕はユダヤ人が開催する実践ツアーに参加者として合計8回参加しました。内容の大枠は同じで、体力も削られるので3回目くらいから行きたくなかった。それでも先生に「君の人生に絶対必要だから」と言われて回数を重ねると、1回目で気づけなかったことに2回目で気づき、3回目でも気づかなかったことに4回目・5回目で気づく。同じものでも数を重ねるほど学びが深くなります。だからユダヤ人は、同じ学びを繰り返し繰り返しすることにこだわります。

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ステップ3:48時間以内に誰かに教える

まとめた内容を、必ず48時間以内に誰かに教えます。人に教えることが、最も記憶に定着するからです。ラーニングピラミッドでは、話を聞くだけの定着は5%、見るだけで10%、見て聞いて20%、実演を見て30%、グループで討論して50%、自分で体験して70%。それより上が「人に教える」です。

  • 自分の理解度が正確に測れる:理解していないことは人に伝えられません。教えてみると、どこが理解できていないかが分かり、そこを理解しようと脳が働きます。
  • 教えるたびに新たな発見がある:僕はユダヤの教えをいろんな人に教える事業をしていますが、教えれば教えるほど賢くなり、それをまた教えるから無限ループで賢くなります。
  • 質問に答えないといけなくなる:答えづらい質問に答えるために脳が働きます。一人で復習しているだけでは生まれない、対話だけのメリットです。教えたときは必ず相手に質問してもらってください。

本質=絶対的な共通点。3つ以上の情報源から学ぶ

この3ステップを分かった上で、最後に絶対に知っておく習慣があります。学習したいジャンルを、合計3つ以上のところから勉強することです。リーダーシップを学びたいなら、ピーター・ドラッカーのリーダーシップ論、デール・カーネギーの理論、識学の『リーダーの仮面』のように、全く違う3人以上から学ぶ。伝え方はそれぞれ違いますが、一流の人たちには必ず共通点があります。3人が言っている本質は「人を成長させるのがリーダーシップだ」。俺についてこい、ではなく、みんなが成長できる流れを作る人。それが一番大事だと分かれば、何かでリーダーを取るときの視点が決まります。

本質とは、物事の絶対的な共通点です。マーケティングで例えます。USJは集客に困ったとき、「あなたが娘さんとこの光景を見られるのは、あと何回ですか」というCMに変えて、子どもがいる父親に刺さり、売上を伸ばしました。カルピスは「体にピース、カルピス」で子ども向けから健康志向の大人向けに変え、売上を2倍にしました。任天堂は花札をタバコとセット販売し、トランプをディズニーとコラボしてディズニーランドに置いて伸ばしました。事例を単体で見ると「恐怖を煽ると売れる」「付加価値を変えると売れる」「セット販売すると売れる」になり、自分の商品にどれを当てはめればいいか分からなくなる。3つに絶対共通しているのは顧客を絞り込んでいること。マーケティングのテクニックの一つとしてターゲット設定があるのではなく、すべてのマーケティングで一番最初に考える本質がターゲットの絞り込みです。本質に気づくと、どのマーケティング手法を読んでも「これはこう絞り込んでいるのか」とすっと入ってくる。学習効率が大きく上がります。

1冊の本を「人に解説できる」まで読む手順

ただし別方面の本を3冊読んだだけでは、共通点は見つかりません。ただ読んだだけだからです。本や動画は、自分で思っている以上に頭に入っていません。1回読んだ程度は「なんか知ってる」程度。習得はできなくても、せめて1冊を理解するところまで持っていく必要があります。手順はこうです。

  1. 章ごとに「結論・理由・事例・結論」でメモを取りながら読む。本は必ずこの形で書かれています。メモは多くならず、1回目は時間がかかっていい。
  2. メモを使って自分なりにまとめる。本は大量のことを書いているようで、実は3〜5つのテーマを繰り返しているだけなので、必ず3〜5つの結論に絞られます。
  3. 10〜30分で人に解説する。「この本の言いたいことは1つ目がこれ、2つ目がこれ、3つ目がこれ」と端的に。ここまでやると、その本をほぼ理解した状態になります。

これを3冊やると3冊の共通点、つまり本質が見えて、その分野はほぼ習得したと言えます。難しいと感じるかもしれません。僕もやったことがなかったから勉強が苦手だったのです。ユダヤの格言に「海を一度に作ろうとしてはいけない。小川から作りなさい」があります。一歩ずつやれば必ずできるようになります。

子どもや部下にも使える:正確に復唱させる

ユダヤの先生は、教えたことを一字一句正確に復唱させます。栄養の話を「栄養を取る、取った栄養を腸で吸収する、吸収した栄養を全身に回す」と、正確に言えるまで「そんなことは教えていない、正確に言ってください」と何度もやり直させる。何の意味があるのかと思いましたが、こうするとアウトプット前提のインプットになります。正確に覚えないと終わらないので、聞き耳を立ててメモを取りながら聞くようになり、インプットの質が変わる。学校でなんとなく聞く習慣と、誰かに教える前提で聞く習慣は全く違います。子どもへの叱り方でも、部下への指示でも同じです。

結局、何を教えてもらうかが悪いのではなく、自分がどう勉強するかで全部決まります。教えてくれる人が悪い、内容が悪い、と人のせいにしていたのが昔の僕でした。知っているか知らないかだけの差なので、この勉強の仕方をまず1回実践してみてください。

この記事の出どころこの記事は、神光がYouTubeとラボの講義で話した内容を、そのまま文章にしたものです。創作はしていません。元の動画:
  • 【ユダヤ式勉強法】 これを知れば学習効率が飛躍的に向上します(YouTube「ゆだしん」)
  • 【再現性がやばい】ユダヤ人が実際に行う学習の3ステップを徹底解説(YouTube「ゆだしん」)

数字について:人口0.2%(約1,580万人・2024年)はヘブライ大学 S. デラペルゴラ教授の推計、ノーベル賞受賞者の約2割は Jewish Virtual Library の受賞者一覧の集計です。動画で話している「世界の富の40%」「アカデミー賞の37%」などは集計によって数値に幅があるため、このサイトでは出典を確認できる数字だけを使っています。

神光(ゆだしん)ユダヤ思考ラボ 主宰/株式会社HD 代表/YouTube「ゆだしん」329本。19歳、月収14万8千円の派遣社員のときに子どもが生まれ、同じ年にユダヤの考え方に出会う。半年で独立し、自分の会社を経営しながら、ビバリーヒルズに住むユダヤ人の実業家のもとで学び続けている。大人向けに教えてきた内容を、そのまま自分の娘に使っている。
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元になった動画

この記事の内容を、神光が動画で話しています。再生ボタンを押すとこのページ内で再生します。

動画「【ユダヤ式勉強法】 これを知れば学習効率が飛躍的に向上します」のサムネイル

【ユダヤ式勉強法】 これを知れば学習効率が飛躍的に向上します
YouTube「ゆだしん」

動画「【再現性がやばい】ユダヤ人が実際に行う学習の3ステップを徹底解説」のサムネイル

【再現性がやばい】ユダヤ人が実際に行う学習の3ステップを徹底解説
YouTube「ゆだしん」

FAQ

よくある質問

暗記が苦手でも大丈夫ですか?

大丈夫です。ユダヤ式勉強法は暗記ではなく理解を目指します。人間は48時間で覚えたことの70%以上を忘れるので、暗記は重要ではない。メモを取りながら理解し、まとめて、48時間以内に人に教えることで定着させます。

資格試験にも使えますか?

動画では、不動産の経験がゼロの仲間がこの勉強法で宅地建物取引士の試験を1ヶ月半の勉強で一発合格した例を紹介しています。ご本人の結果であり、同じ結果を保証するものではありませんが、やり方は試験勉強にも同じです。

何から学べばいいですか?

先に目的(何を習得するか)を決めてください。目的が明確なほど、途中過程が明確になります。そして同じジャンルを3つ以上の情報源から学び、共通点=本質を掴みます。

子どもの勉強にも使えますか?

はい。答えを教えずに考えさせること、教わったことを正確に復唱させること(アウトプット前提のインプット)、学んだことを人に教えさせることは、子どもにそのまま使えます。詳しくは「ユダヤ式子育て」のページをご覧ください。

NEXT STEP

続きは、動画で。

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